床下エアコンはチューニングが必要
2019-12-04
本日、M邸の床下に潜ってきました。
こちらのお宅の床下に潜るのは 引き渡し後は初めてです。
基礎の立ち上がりが550mm(GLからは750mm)ある高基礎なので
床下を移動しやすくて助かります。

床下エアコンの基礎貫通部分です。
外部から発泡ウレタンで気密を取ってありますが
物足りないので内側からもウレタンを充填しようと思います。
エコキュートからの配管はウレタンとモルタルで埋めてあります。
これは問題なさそうです。
施主様が設置されたサーキュレーター。
床下からの暖気の上りがイマイチなので 600mmのスリットを2ヵ所増設します。
一つはここに付けます。
もう一つはここに付ける事にしました。
これで改善できると思われます。
壁材や床材、天井材に蓄熱させるには
暖房機器は10日ほど連続運転させる必要があります。
これらの素材が熱を蓄えた時に ようやく温度が安定します。
ちなみにK邸も本日寄らせて頂いたのですが
暖気は良い感じで回っておりました。
もう少し寒くなったら 床下に潜ってみたいです。
いろいろ知りたいので、床下に潜るのが楽しいです。
頑張ってノウハウを蓄積します。(^^)/
PS :
換気システムの給気口の調整もしてくださいね。
住む環境に合わせて開き具合を調整してください。
これは住んだ経験からの アドバイスです。
カテゴリ :床下エアコン
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床下に潜ってきましたよ!
2019-01-19
本日、富山県の床下エアコンの家「H邸」を訪問しました。
そして、家のチューニングをする為に 床下に潜りました。(^^)/
サーモグラフィーを使って、床下の温度分布を確認します。
こちらのお客様は今日から
床下エアコンは夜間27度で運転し 日中は25度で運転しているそうです。
夜間はもう少し温度を上げても良い気はします。
ちなみに、夜間28度で運転し 日中は22度で運転している方もおります。
リビング下はこの温度です。
一番、温風が回りにくい場所で このくらいの温度です。
ユニットバスと洗面所付近ですね。

室温が上がらないのは、スリットの数が足りておらず 暖気の抜けが悪いと感じました。
600mmのスリットを2つ増設します。
床下エアコンの家は 入居してからのチューニングが必要!ですね。
エアコンの使い方も いろいろ試さなくてはいけません。
機種によって 温度センサーなど 結構違いますので。
基礎断熱は 外側と内側(さらに床も一部あり)に断熱材を入れてありますので
熱に逃げは かなり抑えられていました。
床下エアコンを完璧なモノにする為、引き続き研究します。(^^)/
PS:
ダイキンのwi-fi対応エアコンは消費電力が表示されますので
いろいろ試すときには便利ですね。(お客様談)
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床下エアコン暖房用の基礎断熱
2018-10-05
金沢市高尾台で工事中のA邸です。
屋根が特徴的ですね。(^^)

A邸は床下エアコン暖房を採用するので
基礎断熱となっております。
基礎の外側には防蟻断熱材40mm打ち込み、内側90mmの範囲には50mm敷き、
さらに内側に50mmを貼り付けます。(まだ施工してません)
基礎断熱はこのくらいやっておきたいです。
メンテナンスを行いやすくするために、基礎の高さは750mm仕様です。
基礎断熱を採用するなら、床下エアコンにした方が良いと思います。
足元が寒かったら(冬期に)不快だと思うんですよね。
今年の冬も 「北陸仕様床下エアコン」の研究を続けます。
ちなみに
現在、床下エアコンの家を5棟同時に施工中です。(^^)
PS:
ダイキンとシャープからwi-fi搭載のエアコンが発表されました。
そのうち、全てのエアコンにwi-fiが搭載されると思いますよ。
それが Io-Tの世界ですから!
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基礎断熱の性能をアップグレード
2018-02-18
先日、射水市のH邸に ある作業をしに行ってまいりました。

その作業と言うのは、
「基礎立ち上がりの内側に 追加で断熱材を張る!」
と言うものです。
50mmの高発泡ポリスチレンフォームを張りました。
上の方はあえて基礎が見えるようにしました。
万が一のシロアリチェック用に50mm目視できるようにしてあります。
なぜ、基礎断熱の性能強化に動いたかと言うと、
サーモグラフィーで実際の温度を確認下からです。
エアコンの吹き出し温度は34.5℃ほどありました。
暖気の行きにくいところの 基礎表面温度は17.4℃。
外気の影響を受けていますね。
床面は断熱材を引いてありますので、温度が高くオレンジ色に表示されています。
エアコンから かなり遠い基礎立ち上がりの温度です。
もう少し高い温度が理想です。
熱橋となる基礎コーナー部の温度は17.8℃です。
すこしエアコンから離れたスラブの表面は 25.3℃ありました。
基礎の立ち上がりも24℃~26℃にしたいところです。
今回のアップグレードにより、かなりの効果が期待できます。
基礎の立ち上がりを190mm増しているので
床下の作業も楽でした。
粉塵はありましたが、通常はそんなに舞いません。
コンクリート臭は気になりませんでした。
工事中にダンパー式床下換気口で通気していた効果でしょう。
引き続き、床下エアコン暖房の研究に邁進いたします。(^^)
PS:ペレットストーブも良いですよ!(^^)
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床下エアコン暖房用基礎
2017-12-07
<床下エアコン用基礎>
・立ち上がりを減らす為の「地中梁」
・メンテナンス性と粉塵対策の為「基礎高さ750mm」
・コンクリートを蓄熱体とする為の「基礎外断熱」
・工事中の通風を確保する為の「ダンパー式床下換気口」
何を言ってるか分からないかもしれませんが、
「考えてるなあ~」と言ってくれる人もいるはず。
床下エアコン暖房のリスクを最大限回避した設計です。(^^)

それにしてもゴッツイ鉄筋ですな!(^^;
一部19mmの鉄筋が入っております。
ちなみにこの基礎の完成率は95%です。
まだ手を加えます。
技術的なご質問は、お会いした時にじっくりさせて頂きます。
換気システムや構造の話も 電話では説明しにくいので
直接会ってラフ図を描きながら ご説明させて頂きたいです。(^^)
現在、床下エアコン暖房の家は2棟同時に基礎工事中です。
PS:設計中の床下エアコンの家は2棟ほど(^^)
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