基礎断熱はカビに注意しましょう
2022-04-22
基礎断熱の時、床下の湿度の管理に気を使います。
床下に「カビ」を生やしたくないので!
最近はこの温湿度計を置くようにしました。
親機と3つの子機の温湿度がチェックできます。
工事期間中はサーキュレーターで床下の空気を回していますが
やっぱり気になるのでチェックしたいです。

基礎のコンクリートは乾いているように見えても
2年間ぐらいは かなりの水分を発散させています。
床下にカビがびっしり生えた!と言うクレームは意外に多いようです。
これが原因で 知り合いの設計士さんは廃業に追い込まれました。
床下エアコン暖房だったら エアコンを暖房やドライで運転できます。
サーキュレータを撤去しても 人が住み始めたら安心だと思います。
それに対し 床下にエアコンを持たない家は 注意しなければいけません。
せめて、マーベックスでも入っていれば空気は周るのですが
なにも対策してなかったら ヤバそうです。
この2022modelも床下エアコン暖房です。
工事期間はサーキュレータを3台動かし 温湿度計でチェックしています。
基礎断熱は とても奥が深いです。
見よう見まねでの施工はリスクがあります。
床下エアコン暖房の家を ただいま「7棟」ほど設計中です。
そして工事中は「4棟」です。
本年度も
本気で床下エアコン暖房に取り組んで行きます!(^^)/
PS:小屋裏エアコン冷房も「2棟」施工中です。
カテゴリ :床下エアコン
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暖気送風ダクト(床下エアコン用)を作る
2022-03-01
暖気送風ダクト(床下エアコン用)を作りました。
こんな物は売ってませんから 色々考えて作りましたよ。
(一応、新事務所で効果は確認済みです。)
やはり大きい家の床下エアコン暖房には 暖気送風ダクトが必要ですね。
その感じが 新事務所で実験する事によって 徐々に分かってきました。
頑張って極めます!(^^)
PS: ちなみに建築中の「2022Hモデルハウス」は床下エアコン暖房です。
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「中間ダクトファン」床下に取り付け
2022-01-22
床下に中間ダクトファンを設置しました。
これは床下エアコン暖房の暖気を送風するための物です。
サーキュレーターでは遠方に送れませんが
この方式だと 狙ったポイントへ確実に暖気を送れます。
こちらは、これからチューニングする家の計画図です。

これは中間ダクトファンです。
海外製の安いやつですが しっかり機能しています。
こんな感じの接続です。
電気屋さんは「ダクトファンは引っ張り用だよ!」と言いますが
押し出し用としても使えてます。
Y分岐は抵抗が無さそうな製品を使用しています。
吹き出しのエンドはアルミのパイプを差し込んでいます。
スッキリ仕上がるし 抵抗が少なそう。
中間ダクトファンによる効果は確認できました。
エアコンは28℃の風量固定運転で この数値です。
カミアラヤベースでは床スリットの数を少なめに付けてあります。
追加で2ヵ所床スリットをつければ改善されるでしょう。
事務所の室温は22℃まで上げたいです。
床下エアコン暖房は奥が深い。
これからも研究を続けます。
あっ、これら写真は新事務所「カミアラヤベース」なので
見学したい方がおられたら いつでもご案内できます。
よかったら是非! (^^)
PS :
太平洋側の床下エアコンの家は 床下エアコンが機能しなくても
日中は日射があるので 室温が上がっているのだと思う。
北陸では日射が期待できないので 知恵を絞って実用化しなくてはいけないです。
ようやく、自分の「床下エアコンの社屋」を持てたので
しっかりと検証できるようになりました。
頑張ります!
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床下エアコンのガラリの比較
2022-01-09
床下用通気ガラリの比較です。
左側はjoto製の大型床ガラリです。樹脂製です。
右側は日本住環境製の大型床ガラリです。木製です。

質感が良いので木製のガラリを使ってきました。
でも、カミアラヤベースで実験を重ねた結果、
暖気の上りが物足りないと感じました。
このデータはjoto製のガラリを使った時のデータです。
「南側ガラリ下」と言うのは床下の温度です。
「南側ガラリ上」と言うのはガラリの真上の温度です。
床下から上がってくる暖気が28.8℃が26.9℃になっているので
ガラリで1.9℃ほど温度が落ちたことになります。
この数値って優秀だと思います。
木製だと3℃~4℃は落ちますので。
ちなみに「北側ガラリ」はオープン状態にして計っていますので
温度の低下は0.5℃ほどでした。
↓のような状態です。
これはマーベックス製の床ガラリですが 思いっきりJoto製でした。
袋にjotoと品番が書いてあるので・・・せめてオリジナルの品番にしたらどうですか(^^;
スチールの強化フレームと樹脂のガラリの組み合わせです。
この構造の方が 暖気は上がりやすいですよね。
これまでに引き渡しました「床下エアコン家」の床ガラリは改善した方が快適そうなので
順番に周ってチューニングしたいと思います。
もちろん、費用はこちら持ちでやりますのでご安心ください。
床下エアコンの社屋を持って ようやく真実が分かってきました。
やりがいがありますね!頑張ります。(^^)
PS:床下エアコンに小屋裏エアコン、研究する価値はあります!
カテゴリ :床下エアコン
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床下エアコンはチューニングが必要
2019-12-04
本日、M邸の床下に潜ってきました。
こちらのお宅の床下に潜るのは 引き渡し後は初めてです。
基礎の立ち上がりが550mm(GLからは750mm)ある高基礎なので
床下を移動しやすくて助かります。

床下エアコンの基礎貫通部分です。
外部から発泡ウレタンで気密を取ってありますが
物足りないので内側からもウレタンを充填しようと思います。
エコキュートからの配管はウレタンとモルタルで埋めてあります。
これは問題なさそうです。
施主様が設置されたサーキュレーター。
床下からの暖気の上りがイマイチなので 600mmのスリットを2ヵ所増設します。
一つはここに付けます。
もう一つはここに付ける事にしました。
これで改善できると思われます。
壁材や床材、天井材に蓄熱させるには
暖房機器は10日ほど連続運転させる必要があります。
これらの素材が熱を蓄えた時に ようやく温度が安定します。
ちなみにK邸も本日寄らせて頂いたのですが
暖気は良い感じで回っておりました。
もう少し寒くなったら 床下に潜ってみたいです。
いろいろ知りたいので、床下に潜るのが楽しいです。
頑張ってノウハウを蓄積します。(^^)/
PS :
換気システムの給気口の調整もしてくださいね。
住む環境に合わせて開き具合を調整してください。
これは住んだ経験からの アドバイスです。
カテゴリ :床下エアコン
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