全棟で気密測定を実施!
2023-01-17
当事務所が設計する「家」は 全棟が高気密高断熱仕様です。
高気密高断熱の専門家を名乗っているので
全棟で気密測定を実施しています。
一部ではありますが 測定結果(C値)のリストになります。

基本的に、C値は0.10をクリアしています。
(1棟だけは0.13です。斜め壁が多く、気積が小さい家なので これでOKです)
当事務所の6人の設計士、大工さん9組、電気屋さん5社、設備屋さん5社、サッシ屋さん2社、
気密測定業者が「丁寧に施工して気密を良くしたい」と言う同じ目的を持っているのです。
直近の気密測定の様子です。
C値=0.031でした。
クライアント様も立ち会われました。
福田温熱空調(気密測定業者)さんが熱く語ってくれます。
ちなみに、
気密性能を上げる為に 窓の数を減らすような事はしません。
普通よりもサッシを多く採用しながら この数値を出しています。
間違った事を言っているビルダーもいるのでご注意を。
引き違いサッシは1ヶ所か2ヵ所の採用に抑えています。
気密自体はしっかり取れるのですが 強い寒風は隙間から入ってきます。
また、レールが内部から外部に繋がっているので熱橋となります。
そして、少し重いです。
なので、引き違いサッシの採用は少なめです。
今年も クライアント様の気密測定の立ち合いはOKです。
数値の捏造無しで 頑張って行きたいと思います(^^)
よろしくお願いいたします。
PS :気密測定の実績は公開すべきだと思います。
カテゴリ :気密測定
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職人不足になる事を想定した 高気密高断熱
2022-09-22
M邸(富山県富山市)の気密測定を行いました。
結果は
C値=0.035c㎡/㎡
でした。

気密測定を行ったのは外注の福田温熱空調さんです。
今回も施主様が測定に立ち会われました。
壁と屋根はアイシネンフォーム断熱材の吹き付です。
こちらの耐震耐火面材「EXハイパー」にアイシネンを吹き付けて
気密を確保しております。
こちらを担当している大工さんと 話をしていたのですが
若い大工さんが全く居ないそうです。
45歳の大工さんが 大工仲間(石田建築)の中では一番若手だそうです!
これは、人不足がかなり深刻ですね。
気密シートによる気密施工は 思ったよりも早い時期に衰退しそうです。
そのうち、現場発泡ウレタン工法か パネル工法になっていく事でしょう。
大工さんは 気密シート張りを基本的には嫌がります。
大工のする仕事では無い!と。
特に 複雑な形状の建物、屋根面で気密を取る建物、高い数値を求める建物は
嫌がります。
施工が大変ですから。
大工さん不足に備えて 今の工法をしっかりやって行きたいと思います。(^^)/
PS :
アイシネンを使った工法は 始めてから22年が経ちました。
施工技術的には かなり熟成されております。
もちろん、大工さん達も慣れてますよ!
カテゴリ :気密測定
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「気密測定は全体の何%で実施してます?」と聞かないとダメかも
2022-05-27
色々なお客様や業者さんから 私の所に情報が集まってきます。
それを分析して行くと ビルダーの実態がわかります。
某ハウスメーカーについて書きます。
お客様Aさんが 気密測定はどのくらいの数値が出てますか?と聞いたところ
「C値1.0はクリアしてます」
お客様Bさんが 気密測定は全体の何パーセントで実施してますか?と聞いたところ
「数棟です(100棟のうち3棟程度で実施)」
お客様Cさんが 気密測定は別途費用がかかりますか?と聞いたところ
「別途に費用を頂きます。結果の数値は口頭での報告になります」
裏情報によると まあまあの数値を出したこともあるが
スカスカ過ぎて気密測定が不可能だった現場もあるそうです。
全体の5%程度しか気密測定を実施していないハウスメーカーの
「C値1.0はクリアできます!」は聞いて呆れると言うか
それを言った時点で終わりかと思います。
こちらは最近(でもないか)の気密測定の結果です。

気密測定の実施率は100%
施主様の気密測定立ち合い率は80%
気密測定は絶対すべきなのでオプションではないです。(設計料に含まれています)
もちろん書面で気密測定の結果を報告いたします。
これからは
「気密測定は全体の何%で実施してます?」
と聞くのが良いでしょう。
やはり 採用率80%以上は欲しいです。
現場担当者、大工さん、電気屋さん、設備屋さんは
慣れた人に施工してもらいたいです。
最近、仕事欲しさに「高気密高断熱もできます」と書くビルダーも多いので
家を建てる予定の方は ご注意ください。
カテゴリ :気密測定
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気密測定の結果は書面でもらいますよね?
2022-05-15
こちらは 2022Hmodel の気密測定の結果です。
当然ですが 書面での結果報告があります。
気密測定に立ち会ってますが 書面でも欲しいですから。

物件の取り違いがあったら困りますし、
数値の捏造があったら嫌ですから。
ちゃんと、福田温熱空調が責任を持って気密測定をしましたよ!
と言う書類です。
福田温熱空調はビルダーから数値捏造を依頼されても
間違えなく「拒否」する業者さんなので安心です。
CONCEPT建築設計は 全棟気密測定を実施して
新築施工する物件の100%が高気密高断熱なので
気密測定の結果を書面でお渡しいたします。
そして、クライアント様が気密測定に立ち合う事も 歓迎しております。
人生で一番高い買い物をするのですから
数値捏造の気配を見逃してはいけません。
怪しかったら~当事務所にご相談ください (^^;
PS:
数値の捏造するビルダー、インチキ気密測定、大手ハウスメーカーの実情・・・
色々なネタを持っているので 聞きたい方は言ってください。
間違えなく 住宅業界にガッカリするでしょう (-_-;)
カテゴリ :気密測定
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魔が差したときの「施工ミス」を発見したい
2022-04-07
こちらの写真、2022H-modelhouse のものです。
気密測定の時に アイシネンの施工不良を発見しました。
お恥ずかしい写真ですが あえてアップいたします。

この施工をしたのは アイシネン吹付歴23年のベテラン職人です。
そんな人でも魔がさすときはあるのです。
現場の照明の影の部分であったり、職人さんの体調が悪かったり、
めんどくさい電話を取ってしまったり・・・色々要因は考えられます。
早速、断熱材の補修をきっちり掛けました。
再度、気密測定に挑んでみると
C値=0.032
の数値が出ました。
改善作業は成功です。
気密測定を全棟で行っているのは
1%程度の物件で発生するかもしれない「施工ミス」を改善する為です。
気密測定は補修が可能である工事過程で行います。
気密測定は絶対に実施すべきです。
気密測定をしたりしなかったりのビルダーは 選択肢から外しましょう。
それが住宅業界の為になると思います。
PS:
気密測定の数値捏造もあるみたいなので 気を付けてくださいね!
「気密測定に立ち会いたいです 可能ですか?」と聞いてみましょう。
カテゴリ :気密測定
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