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木材の含水率を測ってみた!

 2015-01-10
材木屋さんから含水率測定器をお借りました。
せっかくなので、色々な構造部材を測ってみました。

電気の通電具合で含水率を測ります。
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木材の比重によって設定数値が異なります。
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野地板の合板です。雨に少し打たれたので、水分を発散している状態です。
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米松の梁はこの数値。11%~15%と充分乾燥しています。
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屋根垂木の米松はこの数値。グリーン材なのでバラツキが非常に大きいです。
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杉の野地板もこの数値。グリーン材なのでバラツキが非常に大きいです。
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土台のヒノキはこの数値。
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今回調べてみて分かったのでは、
建て方の時に雨に打たれても 柱や梁は20日ぐらい経つと充分に乾燥している!と言う事です。
これは、無垢材と集成材のどちらにも言えます。
また、乾燥材ではない、杉の野地板や米松の垂木は含水率がバラバラです。

含水率も大事ですが、もっと大事なのは、
「建ててから、あばれない木材であること」です。

一部の住宅会社では「価格は安いが とっても暴れやすい低級材」を使っているので、
ものすごく家が変形するそうです。
普通の工務店が 木材の程度が悪いと言って返品したものを集めて 
安く売っている材木屋があるそうなのです。
(苦労した建具屋さんと大工さんからの情報です)

今回、含水率測定器を使ってみて、また少しだけ賢くなりました。
日々勉強だな~。(^^)



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