少なくとも耐震壁量は「建築基準法の1.5倍」は入れたい
2016-10-02
アイシネン施工前の現場をチェックしました。
気密施工の状況と耐震金物の施工状況の確認です。
建物全周をダイライトMS(9mm)で囲んでいます。
窓上窓下は耐震壁量として計算していませんが、
実際には地震に耐える壁となります。
(本当は雑壁として計算に入れても良いんですが、あえて入れません)
ダイライトだけでは、耐震壁量がイマイチなので
スジカイも併用しております。
ゆえにツーバイフォーよりも耐震性能が高い家となります。
今回は開放的な家だけに
耐力壁にしやすい室内壁はダブルのスジカイだらけです。
ダイライトを外周に張るのは良いことだと思いますが、
建築原価が材工で40万円ほど掛かるので けちるハウスメーカーは多いです。
この辺のこだわりも、クライアント様にはしっかり見て頂きたいです。
妻壁部分にもダイライトを張っています。
耐震と耐風の性能は上がります。
前にも書いたかもしれないですが、もう一度書きます。
<防水通湿紙に現場発泡ウレタンを吹き付けして大丈夫なのか?>
どう考えてもヤバい施工方法だと思うのだが、それをやっている会社は多い。
ビニルを被っていないグラスウールとあまり変わらない気がする。
湿気はスゴク早く動くので、防水通湿紙では全く役に立たない。
やはりダイライトと組み合わせるべきだと思います。
<いまだに建売住宅は耐震壁量がの少ない?>
高岡市で見た建売住宅の耐震壁量は
きっと建築基準法の1.05倍程度であろう。
熊本の震災からは 全く学んでおらず 震度7が来たら倒壊するであろう。
施主が不動産屋、設計者は下請け、施工はローコストのビルダーと言う
それぞれが責任逃れできると思っている 最悪の組み合わせである。
お施主様はその辺もじっくりチェックすべきです。
言いたい事は沢山ありますが、文章にするのは大変です。
その辺の詳しい話は お会いした時にじっくりお話ししましょう。(^^)
ではでは
PS:構造見学会は随時行っております!
カテゴリ :構造見学会
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