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現場発泡の断熱材を「悪」と言う人に反論

 2016-10-17
「現場発泡の断熱材を採用する設計士の神経を疑う!」と
言われたので とりあえず反論!(^^)

「現場発泡は解体時に分別するので ものすごく費用が掛かる。
 施主さんにそんな費用を負担させたくない!」
という主張です。

じゃあ、いくらかかるのかな?
解体屋と話をしたところ、手作業で木材から剝がすので
262500円税別で掛かるようです。
グラスウールが60000円掛かると想定すれば 
20万円も余計に費用が掛かります。
大した金額ではないように思えます。

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「現場発泡は産業廃棄物にしかならない!
 それに対してグラスウールはエコロジー!」
という意見があります。

そこまでリサイクルを考える設計士であれば
外壁のセレクトは 窯業系サイディングではなくて
ガルバリウム鋼板を使っているのですよね?
ガルバの基材は鉄なのでリサイクルできます。
窯業系サイディングはセメントと木チップが主体なので
解体時には産業廃棄物となります。
しかも、窯業系サイディングの耐用年数を考えたら選ばないですよね。

さらに、地盤改良もセメントミルクの柱状改良や表層改良は選ばないですよね?
砕石パイルか引き抜いてリサイクルできる鋼管杭を選びますよね?
(柱状改良は家を建て替えるときに、
 うまく対応する方法がありますので ご安心を)

エコキュートやエアコンも耐用年数が12年ぐらいですので、
もっと長持ちすす電気温水器や電気式蓄熱暖房機を採用するんですよね?

とまあ、こんな叩き合いにしか ならないわけですよ。

人間が生きている以上、多少なり産業廃棄物は発生します。
しょうがない事です。

我々、設計士がしなくてはいけないことは
「永く快適に住むことのできる家を提供する事」なのです。

今までの家は、築30年~築45年で建て替えが当たり前でした。
老朽化というよりも、
冬が寒い、暗い、結露がひどい、収納が少ないなどの理由が
多かったです。
さらに、和室から洋室への生活様式の変化が
建て替えを加速させました。

それらの問題を解決した住宅であれば
75年以上、余裕で住み続けられるように感じます。
それだけ、家を大事に使い続ければ
母なる大地「地球」も許してくれるのはないでしょうか?

これが、私の意見です。

PS:
 グラスウールと気密シートでの高気密高断熱は
 現場発泡よりも建築コストは抑えられます。
 グラスウール16kの100mmで2600円/坪ぐらいです。
 これを壁と天井に入れるとして、気密シート&テープなども加え、
 大工さんに手間を3人工ほど渡しても
 現場発泡より10万円は安いです。
 少しでも会社に利益を残そうとしているのか? 
 産業廃棄物の事を考えているのか?
 どっちかねえ~






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