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気密シートに頼るのがベストだと思いますか?

 2016-10-21
ハウスメーカーに勤めていたころ
「パネル工法の高気密高断熱住宅」と「気密シート張りの高気密高断熱住宅」を
設計してきました。
そして、自宅は
「HPパネル工法の高気密高断熱の家」と「アイシネンを使った高気密高断熱の家」を
持ちました。

それらの知識と使用感については語れます。

気密シートとグラスウールを組み合わせた工法を使わない理由をあげてみます。
・天井断熱は難しくないが、屋根断熱は施工が難しい。
 つまり、小屋裏収納(室内側)やロフトは作りにくいです。
・換気システムの排気ダクトは 断熱層から外に出ないように施工しなくてはいけない。
 これも気を付けなくてはなりません。
・窓を多めにつけると気密作業が大変。
 グラスウールのカットも発生しますし大工手間は上がりそうです。
・コンセントやスイッチを外壁側に付けると大変。
 気密コンセントボックスカバーを使って気密を取るわけですが
 これはかなり面倒な作業となります。 

1-2016-10-20.jpg 

設計士は 大工さんや現場監督から こう言われる事でしょう。
「窓の数が多すぎるんじゃないか?
 外壁側のコンセントやスイッチの数は減らしてくれ!
 そうしないと気密の目標数値を確保できなくなる!
 それに、工賃も上げてもらわないと割に合わなくなる!」
と。

そして、つまらない家、使いにくい家になって行くのです。

私どもは 自分たちの設計に合った工法として
「現場発泡アイシネンフォーム&ダイライトMS」を組み合わせた家を設計しています。
設計に自由度が欲しいし、窓も明るく風通しが良くなるように配置したい、
小屋裏収納も欲しいし、勾配天井も採用したい。(^^)/

この工法を実践してから16年が経ちました。
早いものです。

「現場発泡を用いた高気密高断熱」or「気密シートを用いた高気密高断熱」
家を建てようと考えている方は 好きな方を選べば良いと思います。
たまたま、私は前者でした (^^)

PS:
 ただ言っておきたいことがあります。
 現場発泡はダイライトまたは合板などと組み合わて使うべきです。
 防水透湿紙に吹き付けるのは 危険だと思いますよ・・・


カテゴリ :ひとりごと トラックバック(-) コメント(-)
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