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外壁の通気層から給気って

 2018-11-20
クライアント様から こう言った要望がありました。
「ウェザーカバーを見せたくないので、こういった納まりにできませんか?」

えー! (私の声)

高気密高断熱を得意とするHMには ありえない納まり(^^;

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どう考えても、給気が足りなそうな納まり。
夏の通気層内は50度近い温度だし。
雪が積もったら空気が流れませんね。
強めの防蟻剤を使ってたら入ってきますよね。

ちょっと気になったので 裏を取ってみました。

まず、ガデリウスさんに問い合わせた回答です。
「通気層から給気する方法を取っているHMさんも 数社いらっしゃいます。
 当社が勧めている工法ではないので
 HMさんの自己責任と言うことで」
気になったリスクを伝えてみましたが、
どうこう言える立場ではないので、自己責任でお願いしてます
との事でした。 

そして、福田温熱空調さんにも聞いてみました。
「そのやり方はダメです。
 自分がソラーサーキットの担当だった時に 同じような事を考えたんです。
 それを専門の大学教授に相談したところ
 空気抵抗があって給気量が足りなくなるから駄目ですよ!と言われました。
 給気口から空気が吸えなかったら、サッシの隙間から空気を吸おうとするからね
 このやり方はダメです。
 通気層の中は暑くなるしね(夏季)。」

福田さんも、自分と同じ考え方でした。 

やっぱり、これが正しいです。
給気は直接 外気を取りいれましょう!
スクリーンショット 20181120 

換気システムについて、日本のHMは結構いいかげんです。
お気をつけください。

PS: いろいろ意見を交わせる仲間がいて 自分は幸せ者です。(^^♪


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