補助金はハウスメーカーにとって・・・
2020-05-20
自分がハウスメーカーの ずるがしこい役員だったら
補助金をツールとして使った 受注数アップ方法を実践しますね。
お客様にこう言います。
「100万円の補助金は抽選になりますが 85%の確率で獲得できる自信があります。
獲得できなかった場合は当社でその金額を補填いたします。
ですので、ご安心ください!」
さらに続けます。
「補助金を取るには準備期間が必要です。
それと、枠数も決まっていますので 早急に手続きが必要です。
当社との契約も1週間後にお願いいたします!」
でも、本当に補填しますか?
自分だったら、補填の可能性がある100万円を 利益に上乗せしておきますけどね。
600万円の利益を出すところ、700万円の利益が出るように見積りを作らせます。
会社利益は隠されているので好きに操作できます。
補助金獲得の確率が0%でも、100%獲得できると言い切れます。
施主さんも補助金獲得に目が行っているので あせってハンコを押す可能性が高いです。
普通だったら、金額を精査したり、他社と競合させたりすることを
忘れてしまうかもしれません。
どうですか? そう思いませんか?
グリーン化事業の内容です。

2年前までは グリーン化事業の補助金を良く取っていました。
しかし、最近はあえて取らなくなりました。
その理由は、
・枠数が減ってしまった。
ZEHの補助金が始まったこともあり予算が削られて枠数が減少。
加盟しているグループでは枠数を増やすために100万円をふたつに割って
50万円×2つ と言う風にしていた。
設計費も掛かりますので 施主さんにはあまり魅力がない。
・工期がきびしい。
11月頭から着工して、1月末に完成させなくてはならない。
こんなバタバタした工期で仕事はしたくない。
施主さんが、工事中にいろいろ検討する時間もない。
これが、その工期です。
こんな無茶な工期でも 補助金を取りに来るという事は
ある程度、補助金が取れない事も想定している。
その時に、会社に痛みが無いように用意はできている。
そういう事です。
ちなみに、完成の工期を国に相談すれば 遅らせてくれることもあるそうです。
でも、年度によって変わってきます。県によっても変わってきます。
担当によっても変わってきます。
長寿型と高度省エネ型でも 対応が変わってきます。
とても、やりにくいのです。(^^;
CONCEPT建築設計の場合、業務報酬を隠さずに提示しております。
その安い業務報酬から補填するのは難しいです。
という事で、
「グリーン化の補助金はあえて取らなくなりました!」
とご説明しております。
ZEHの助成金もしかりです。
詳しい事は雑談でお話しいたします。
補助金は取れなくても CONCEPT流分離発注でかなり安いと思います。
是非とも、総額で比較してみてください。(^^)/
PS:
今までは、私たちに不可能は無い!
という事で補助金も積極的に取ってきたのですが
工期が極端に短いのはダメです。
施主さんにとって 失うものが多すぎます。
カテゴリ :ひとりごと
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