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ダクト無しの換気計画は成り立つか

 2020-05-23
建材から発散される有害物質(ホルムアルデヒド等)によって
住む人の健康が害されている事が分かった。
それを改善する為には 空気を確実に入れ替える換気計画が必要とされました。

そして「シックハウス対策」が20年ほど前に 建築基準法で義務づけられました。
内容としては「機械換気を用いて室内の空気を0.5回/時間入れ替えなさい」
と言うものです。

その初期型の換気計画がこちらです。
排気側はトイレ、浴室、ホール、(洗面所)などの電動ファンを使います。
そして、給気側にも電動ファンを計画させられました。
これは、机上の理論の「クレームが付いた失敗換気計画」でした。(^^;
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和室に給気ファンがついてますが、冬はメチャクチャ寒いです。
パナさんのカタログですが、パナさんが悪いわけではありません。

排気ファン(上)はこんな感じでした。
給気ファン(下)は最初「切スイッチ付」では無かった。
スイッチが付いていると 庶民は冬に寒いとか 電気代がもったいないとか
とか言って切ってしまう可能性があるので
簡単には切れないようにさせられました。(これが義務)
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でも、給気にファンがあると冬は寒いんです。
かなり寒いんです。
そして、徐々に内容は緩和され「スイッチ津付きでもOK」となりました。

現在、主流となっているのはこの方式
給気は自然吸気です。
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でも、この換気計画も問題があります。
例えば2階の計画ですが 寝室は排気ファンとかなり遠いです。
この場合、排気ファンに近い洋室Bの給気は効きますが
寝室からの給気はかなり少ないです。
空気は 近い給気口から空気を引っ張ってしまうのです。

これが、排気ファンと給気ガラリです。
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この、ダクトの無い第3種換気は 
高気密高断熱の経験が乏しいハウスメーカーがやりがちです。
換気の重要性を分かっていませんから。

それに対し、高気密高断熱に慣れている工務店は
「ダクト方式」を採用しています。
これは 第1種でも第3種でも 両方に言える事です。
海外の高気密高断熱住宅は ダクト式がスタンダードです。

コロナウイルスの3密対策として 換気の重要性が認識され始めましたが
ダクト式換気システムが入っていれば 窓を開けなくても
きっちり空気が入れ替わります。

家の建築を計画している方は
是非とも、換気システムの仕様についても 吟味してください。

高気密高断熱住宅は 気密・断熱・換気 が確保されてこそ
本当の高気密高断熱住宅と言えます。(^^)

PS :
 住宅業界の流れについては がっちり語ります。(^^)/
 その辺りも、他社と比較してみてください。

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