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築37年の校舎を耐震改修ですか

 2020-06-23
ウチの近くにある 鉄骨ブレースで耐震改修をされた中学校。
窓の空間に これだけ補強を入れないと 倒壊の危険性があるんですね。
昔の耐震基準て 一体何だったの?

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ちょっと気になったので金沢市内の耐震改修状況を調べてみました。
なんと!築37年の校舎が耐震改修を受けていました。
そんなに古くないのに、いざとなったら避難施設になる建物なのに、地震の多い国なのに・・・。

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公共の施設でこの状況という事は マンションや商業施設、
そして一般住宅はもっと酷いでしょうね。
東京の実家の周りにある マンションや商業施設は間違えなく倒壊します。
倒壊を免れても 大破するでしょう。
だから、東京に住むのはやめました。

木造住宅ですが、いまだに弱い住宅はいっぱい建っています。
競合が掛かった時に 競合相手の建物を調べるのですが
高級とされるHMの構造が 結構しょぼかったりします。
デザインに特化したHMはその傾向にありますね。

当事務所として最低限出来るのは
・建築基準法の必要壁量に対して1.8倍をクリアする(雑壁は数値に入れず)
・ダイライトMSの面材耐力壁で連続壁面を作る(雑壁は保険と考える)
・感覚的に強いも重視する。コーナー部の耐震壁はやはり重要。
・制震テープ工法(20万円ちょい)、金物工法(30万円程度)も採用できます。
・ご要望に応じて 構造計算、許容応力度計算、耐震等級2、耐震等級3 も可能です。

スタッフには こう言っております。
「大地震の後に ウチの建物だけ残っていたらカッコいいじゃん!」

耐震に目を向ける価値はあります。(^^)/
とCONCEPT建築設計は考えています。

PS:
春着工でしたら まだ余裕はあります。
ウチの事務所から高速道路を使って1時間で行ける現場でしたら
建築可能です。
よろしくお願いいたします。

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