「米松」と「米ヒバ」は手に入らなくなるでしょう
2021-03-23
テーマの通り「米松」と「米ヒバ」は手に入らなくなるでしょう。
2つの材木屋からこの情報を入手しました。
アメリカの住宅業界は好調のようで
米松や米ヒバが異常な高値になっているらしいです。
さらに、中国や中東の経済が好調な国は材木を買いあさっているのだとか。
その影響は 既に日本にも出てきているそうです。
米松の供給量が不足している影響で 赤松集成材も品薄になっているらしい。
力のある材木屋はある程度在庫を確保しているが
そうでない材木屋は在庫がほとんどできていないそうです。
当然ですが、私たちが購入できる金額は上がってきます。
カミアラヤベースは赤松集成の柱と梁を使用しています。
当事務所ではクライアント様の好み合わせ
・柱材は「赤松集成」「ヒノキ無垢」「杉集成」
・梁材は「赤松集成」「米松」
から選択して頂いております。
ただ、「できれば赤松集成材を使って頂きたい」と言う思いはありました。
構造的な安定性(反ったりや 痩せたりが少ない)や
将来的な資源の枯渇(予想できますから)
を考えてのお勧めとしておりました。
ついに、予想通りの展開になってきましたね。
「構造材は無垢しかありえません!」
と言っているハウスメーカーはどうなるのかな?
「無垢材はお寺ににも使われて 年月が何百年たっても壊れないで残っています。
集成材なんて接着剤で貼り付けた製品なので信用できません。
歴史も浅いですし劣化が予想されます!(歴史は浅くないけどね~)」
とほとんど洗脳に近い営業トークで売ってきました。
それが、いよいよ覆されそうです。
無垢材最高!のハウスメーカーは あっさりと集成材に切り替えると思います。
会社の売り上げと存続が重要なので 材種には拘らないでしょう。
「無垢材を営業トークとして使ってみたら 結構受けたので無垢材押し」
と言うのが本音でしょう。
ハウスメーカーって そんなにポリシーはないですから。
CONCEPT建築設計は先読みをして
「集成材を基本として使う」
「高気密高断熱は不可欠」
「高い耐震性能は不可欠」
と言うポリシーを貫いてきました。
(20年前からブレていないんです)
これからも 頭を使って先を読みます!(^^)/
PS :ガルバも4月から値上がりするそうです・・・。
カテゴリ :建築
トラックバック(-)
コメント(-)
タグ :