窯業系サイディングの凍害
2021-06-30
お客様と外壁について話をする時
「窯業系サイディングは凍害を受けるので大変ですよ」
とお伝えしております。
こちらは、築10年ちょっとの家のサイディングです。
上下の継ぎ目に溜まった水の凍結膨張により破損。
出隅部分も塗膜が弱いのか剥離。
(塗装品をカットして接着している商品なのかな?)

サイディングの板の中心部でも点状の剥離が発生しています。
これは、湿った雪が着雪し 夜に凍結、
次の日、日射によって融解し 落下する時に表面の塗装を持っていく現象です。
この現象については、サイディングのメーカーと代理店は把握しておいります。

この色と断面形状は最も凍害を受けやすく目立ちます。
コーキングも10年でほぼ限界です。
おそらく、今の時点で外壁リフォームの業者さんの営業訪問は多いと思います。
「そろそろ手を入れた方が良いのでは?」と。
剥離がどんどん進行して行くのは確かですが 10年ちょっとで補修する人は少ないです。
築25年経った時に、全面を金属サイディングで覆うのが一般的ですね。
費用的には250万円ぐらい掛かります。
こちらは、私の自宅兼旧事務所です。
外壁はガルバリウム鋼板で築13年です。
今の所、メンテナンスは不要のようです。
サビていないですし、コーキングも口を開いてはおりません。
なかなか優秀だと思います。
ガルバは雪の降る地方に向いていますね。
板金屋さんの施工するガルバリウム鋼板は 金属サイディングよりも塗膜が強いです。
汚れの付着も 某メーカーの金属サイディングより少ないです。
ガルバリウム鋼板の「ニクスPRO」はなかなか良いです。
(自宅のガルバよりメッキと塗膜が優れています)
ガルバリウム鋼板 または ウッドブリース または サイディング下地リシン吹付
を私はお勧めいたします。
細かい内容については お会いした時にご相談ください。(^^)/
PS:
サイディングに10年の保証が付いていても
一度使ったら そこで保証は終わりとなります。
お気を付けください。
カテゴリ :外壁
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