基礎断熱の施工には気を使っています
2022-08-05
富山県富山市(大沢野あたり)でM邸の基礎を施工中です。
この基礎屋さん、実は腕がスゴク良いです。

今の時期はコンクリートの設計強度は27Nです。
バイブを掛けてジャンカの発生を防ぎます。
床下エアコン用の基礎断熱仕様は
立ち上がりの断熱材は高発泡ポリスチレンフォーム90mmです。
立ち上がりの内側にプレセットしてコンクリートを打ち込みます。
コンクリートと断熱材の間の結露を発生させません。
外周部から1mの範囲のスラブ上にも断熱材を敷きますが
それは建物が立ち上がってからです。
コンクリートの打ち継ぎ部にシロアリ対策として止水板が入っているのですが
見えないかな?
ホールダウン金物はちょっと多過ぎの29本です。
自分の感覚だと15本程度かなと予想してました。
この大きな建物でこの本数とは いい意味でのやり過ぎ感はあります(^^)
床下エアコン用の基礎の立ち上がり高さは700mmです。
床下換気口も無いので洪水には強いと思われます。
高さ750mmまでは コストも20万円弱で行けます。
瑕疵保険のスパン表を基にスラブの配筋ピッチを決めています。
積雪1.5m地域で 4m*6mのスパンだと D13の鉄筋をピッチ125mmで入れてます。
べた基礎に関しては テキトーなビルダーも多いです。
ホールダウンの本数で その家の耐震性能ご見えてきます。
1階の床面積が20坪(総2階)の家で考えてみましょう。
ホールダウンの数が
0~6本 少なすぎる
7~10本 まあまあかな
11~15本 なかなか
16本以上 かなり力が入っている
と言った感じです。ザクっとですが。
耐震等級2(許容応力度計算あり)や耐震等級3の場合は
20本を超えてきます。
ハウスメーカーと話をしていて疑問に思う事があったら
当事務所に声を掛けてみてください。
よろしくお願いいたします。(^^)/
PS :基礎断熱は知識が必要。工事中 カビの発生を防ぐ必要もありです。
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