エアコンの形状を比較する
2022-08-10
今回はエアコンの形状を比較してみます。
COPやAPFを比較する人は多いですが、
機械としての設計について注目したいと思います。
特に室内機の奥行きがポイントのような気がします。
三菱電機 GV(建材ルート)は まあまあ良い機種だと思いますが
GE(家電ルート)の方がもっと良いです。
送風能力やリモコンはGEの方が優れています。
奥行きは浅いです。

ダイキンのEシリーズ
5年前の機種を使っていましたが イマイチでした。
送風能力や、サーモセンサーなどに使いにくさを感じました。
冬に霜取り動作が頻繁に発生したのも嫌でした。
ダイキンのエアコン全体の評価は高いようです。
奥行は浅い。








富士通ゼネラルの安いやつです。
かつて2台(2種)使っていましたが 室内機内の冷媒配管のロウ付けが弱いのか
ガス漏れが頻発したので7年で見切りをつけて捨てました。
奥行きは浅め。

日立の安いDシリーズです。
奥行きは218mmと浅いです。
日立の高級機はCOPとAPFに優れているので
これを推す設計士も多く その影響で採用する施主様も多いです。
ただ、Xシリーズで初期不良を食らった事があり 個人的にはイメージは良くないです。
冷媒配管のロウ付けも甘くなっているようで トラブっている事例を知っています。
評価が高かっただけに 残念です。

パナソニックのJシリーズです。
最近、実験の為に事務所へ導入しました。
ナノEが付いていたので 面白いかなと思って。
フラップの動きの設計などの機能はローコスト仕様ですね。

こちらは 期待している三菱重工製のTシリーズです。
マイナー感はありますが、昔からエアコンを作り続けています。
機種グレードも基本3つほどなので 機能分けを細かくする必要がないのは用ですね。
宇宙産業や軍需産業を手掛ける三菱重工グループという事で期待しております。
エアコンは10年で壊れると想定していて 凄い省エネ性能!は求めていません。
まあまあの省エネでよく、機能(送風能力、フラップ動作、リモコン設定)と
耐久性を重視しています。
あと、価格ですが 4kwタイプで96000円税別なので お手頃だと思います。
実際、複数台を使っていますが とても快調です。
室内機の本体は奥行きが280mmと大きく フラップの形状は上位グレードに近いです。
本当に期待しております!
これは富士通の上位機種なのですが 形状は三菱重工のTシリーズと似ています。

こちらのダイキンの上位機種もサイズはTシリーズぐらいで
フラップの付き方も似た感じです。

こちらは三菱電機の上位機種ですが 奥行きは385mmもあります。
なかなかデカいですね。
高級機だけに機能はありすぎです。
高気密高断熱の家にはシンプル機能で良いと思います。
ムーブアイとかは無くても良いです。

ネットに上がっている「エアコンのお勧め機種」は あてにならない気がする。
実際、使って比較している訳では無いので。
本当は
・温度センサーの質
・送風能力
・霜取り動作の発生回数
・コンプレッサーの信頼性
・冷媒配管の質
・室外機の基盤の劣化防止
を比較しなくてはいけないのだと思います。
普通は無理でしょうけどね。(^^;
繰り返しになりますが 個人的は三菱重工に期待しております。
皆様も研究してみてください!
PS:
台湾製(シャープやアイリス)のエアコンが
ガッチリとロウ付けした(もしくはジョイント方式)エアコンを出したら
日本のエアコンメーカーは負けるでしょうね。
それをとても危惧しております、
カテゴリ :冷暖房器具
トラックバック(-)
コメント(-)
タグ :