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構造計算はしなくても良い!と言いたいところだが

 2022-09-15
構造計算はしなくても良い!と言いたいところなんですが、
耐震設計の意識が足りない設計士はたくさんいますので
不安に思ったら構造計算をするのも良いと思います。

構造計算を掛けた場合、木造の軸組の耐震性能だけでなく
基礎の配筋も変わってきます。

こちらは、耐震等級3許容応力度計算あり(積雪荷重はあえてなし)の
基礎断面(一部)図です。

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地中梁が必要となったり、スラブの配筋ピッチが細かくなったりします。
鉄筋が太くなる時もあります。
ちょっと気付いたのですが、今回の配筋は今までと違う。
材木屋のルートに構造計算を外注しているのですが、
許容応力度計算をし易いように 計算ソフトを入れ替えたそうです。

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構造計算に掛かる費用は
・構造計算費(耐震等級2or3) 18万円
 (許容応力度計算を付ける場合は25万円)
・木造軸組み強化(耐震等級2許容応力度計算なし)10万円
・基礎配筋強化 25万円 
・大工施工費 6万円
これらの合計になります。
なお、構造計算費は材木屋によって違いますので 平均的な金額にしてあります。

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こちらの現場の施主様は 一級建築士さんなので
基礎配筋は一緒に見させて頂きました。
一級建築士であっても お勤め先が
ゼネコンか 設計事務所か 住宅会社か コンサルか 県庁か 土木事務所か 市役所か
によって拘るポイントがちょっと違うのです。
だから一緒に見て頂きます。

一番やっかいなのは すごく勉強されている素人の方です。
誤解の無いように 本やネットとの違いを説明するようにしております。

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今回の基礎とコンクリートは
・設計強度27N
・スランプ18cm
・骨材は25mm以下
・型枠養生期間 中4日以上
・鉄筋SD295A
・打ち継ぎ分に止水板使用
で施工しております。

前にも書きましたが、
ビルダーの作っている家が 本当に耐震性能を持っているのか見分ける方法は
基礎のホールダウン金物の数を数えれば分かります。

この基礎の家は ホールダウン金物は18本でした。
耐震等級3 許容応力度あり(積雪荷重なし)の家でです。
構造計算を掛けなかったら10~12本ぐらいになると思います。
耐震等級2の場合もそれくらいの数になります。

ホールダウンが4~5本程度の家は 耐震性能が不足だと思います。
「強いです!」と言い切れないレベルなので、もう少し強化した方が良いです。

構造計算に関しては お会いした時に色々聞いてください。
ネタはたくさん持っております。

ウチのポリシーとして 構造計算は自社ではしない。
外注を掛けてチェックする方に周ります。
構造計算は大事なので 多くひとの目を通るようにしております。
(だって構造計算をミスったビルダーもあるし、
 基礎が安く上がるように わざと間違えてるビルダーもいるし)

かなり念入りですが 当事務所では これがスタンダードです。
もし、気に入ったら 声を掛けてください!(^^)

PS:
 北陸のビルダー(2社)は インチキ臭い基礎(構造計算した言う)を作っていたが、
 その1社は改善されて 基礎がまともになりました。
 私が名指しで言ってるようなものなので 気が付いたのだと思います。
 でも、もう1社は相変わらずです。
 自社で構造計算を掛けている所は とても怪しいです。
 上からのプレッシャーやパワハラもあるので、捏造もしたくなりますわな。 
 
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