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物価が高騰している今、メリットの大きい「分離発注」

 2022-09-23
ついに、TOTOのユニットバスも 値上がりしてしましましたね。
10%~15%のアップは まあまあ大きいです。

建築建材は高騰しておりまして 2年前に原価1600万円だったものが 
今では 原価1800万円程度になっております。
ハウスメーカーや工務店は 原価が200万円上がったら
その値上がり分にも利益を乗せなくてはなりません。
200万円の原価アップ分に利益を乗せて 
260万円~300万円の増額で 施主様に提出しなくてはならない訳です。

それは、取引銀行さんが 会社の業績(利益率)をチェックするからなんです。
利益率が下がったら
「今期は厳しかったですか?、業務を改善のお手伝いをした方がよろしいでしょうか?」
と、心配されてしまうのです。
その為に、利益率を落とすわけには行かないのです。

その点、分離発注は楽でして(サービス業だから) 
利益は設計料とコンクストラクションマネージメント費と一部の建材だけです。
建材の大部分は 当事務所を経由しませんので 利益率は高いです。
そして、建築資材が上がっても 利益率は下がりません。
物価が高騰している今、「とても強いと言えます」

こちらは分離発注の原価計算表です。
見積金額は契約時の金額です。実行金額と言うのは完成時の金額です。
追加工事が無ければ 基本的には予算がオーバーする事はありません。
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完成時に集計しまして 建材を思ったほど使わなかったら減額します。
請求金額も当然、減額となります。

分離発注の良い所は 
グレードアップする時の予算アップにも 会社利益を乗せません。 
なので、高額であきらめていた物を 採用できる可能性は高まります。

例えば
・スチール階段 50万円 (事務所利益0円)
・ミーレの食洗機 20万円 (事務所利益0円)
・制震テープ工法 20万円 (事務所利益0円)
・金物工法 35万円 (事務所利益0円)
・薪ストープ 70万円 (事務所利益30000円)
・太陽光発電 90万円 (事務所利益60000円)
・防音室工事 200万円 (事務所利益200000円)
・地盤改良 50万円 (事務所利益50000円)
と言った感じです。
メリットは大きいと思います。

あと、メリットをもう一つ。
「建築費総額の値引き交渉はしなくても良い」です。
当事務所の業務報酬(利益)は お施主様にお見せしています。
ビルダーの利益よりも間違えなく安いので 値引きはしておりません。
建築関係の建築原価を知っているお客様にも ストレートに見積りを出せるので楽です。
見積もりに小細工する必要は無いので楽です。

あと、さらにもう一つ。
高額になる物件ほど ビルダーと価格差はつきます。

見積りを比較したら分かると思いますよ。
よろしくお願いいたします!(^^)

PS :
 基本的な業務報酬は%ではなく、施工面積で算出しているのもポイントです。
 気兼ねなくグレードアップできますから。

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