1964年の住宅の断熱性能から「畳数の目安」を算出してます
2023-09-12
エアコンのカタログに書いてある「畳数の目安」ですが
これは1964年の平屋の断熱性能を基準に算出してあります。
なんと59年前!
前は、この事を注釈で書いてあったのですが 今は省かれています。
知っている人だけが 知っている情報なんです。

三菱電機も
三菱重工も
ダイキンも注釈はありません
この事実を知らないエンドユーザーは
オーバースペックなエアコンを買ってしまうかも知れませんね。
家電屋の店員さんが 良い助言をしてくれると良いけど。
エアコンメーカーと家電屋は オーバースペックで高価な機種を売りたいから
1964年を基準としている事を隠しているに違いない!と
一瞬、腹が立ったのですが・・・・
よーく考えてみると これで正解なのかもしれないです。
住宅の気密断熱性能はまちまちなので オーバースペックの物を買ってもらった方が
「冷暖房が ぜんぜん効かない!」と言うクレームは防げます。
日本人が信じている大手ハウスメーカーの多くは 気密測定をしない。
(測定を全棟でするのは 一条とスウェーデンハウスだけかな)
軽量鉄骨のメーカーは 気密が取りにくいので 基本的に気密施工はしない。
数年後に気密を測ってみたら C値=4.0!と言うのもざらです。
(ツーバイのメーカーも 気密を取る気が無いので C値は低い。)
これだけ隙間があると 適正能力のエアコンでは冷暖房が効かないので
エアコンメーカーに機器の不調として クレームが入る危険性があります。
それを避けるには
「1964年の平屋の断熱性能を基準として算出した畳数」
が丁度良いのかも知れません。
「エアコンの畳数の目安がこんななのは 気密を取らない大手ハウスメーカーのせい」
と言う事が結論に達しました。
エンドユーザーの方は 知識武装をしてから エアコンを購入しましょうね!(^^)
ちなみに こちらは我が家のメインのエアコン
三菱重工Tシリーズ4.0KWです。
最低グレードのエアコンですが 設計思想と作りはなかなか良いです。
このエアコンで2FのLDKと寝室と子供室とロフトと 1Fの玄関と洗面所を冷房できています。
最大の送風能力が高い機種は 設計的のレベルが高いです。
わたくしはカタログスペックだけでなく 色々なメーカーのエアコンを実際に使用しております。
やはり実際に使ってみないと 本当の実力は分からないものです。
メーカーの評判だけで選ぶと失敗しますので ご注意ください。
PS:ウチが三菱重工のエアコンを多く使っているのは ちゃんと意味があるのです。
カテゴリ :エアコン
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