fc2ブログ

地盤沈下した建物を持ち上げる

 2024-02-11
地盤沈下した建物を持ち上げる方法になります
(資料はオムニ技研さんに頂いたものです)

リフトアップの工法は 地質と基礎形状とロケーションから
判断する必要があります。

01ad17d9db9d1e0249299e2cee0a19d5fc936f586a.jpg
しっかりとした支持層が無い場合、こちらの工法になりそうです。
べた基礎には向いていそうです。
布基礎は検討が必要です。(布基礎の時は費用が掛かりそうです)

01854fb35d69940214933e94f081fa3c9f1a687869.jpg
安定した地盤に向いています。
今回、安定している地盤が 山ごと動いてしまった物件もありました。

01428668eb06ad4429d7d9efed9abc223ffd5fe323.jpg
施工は大変そうです。
費用もかなり掛かります。

01620986a5b8281fa72e9173650fc93794254db18a.jpg
最後の手段のリフトアップ。
一見、費用が安く見えますが 建築工事費は莫大に掛かります。
アンカーボルトやホールダウンを切断するのはちょっと・・・・です。

こちらは液状化で沈下したイメージの写真です。
01df5f85d5b2cd995efbd449ab67fc2c98d63354d3.jpg

判定が甘い地盤調査会社を使っていたハウスメーカーは
かなりの数の家が地盤沈下を起こしています。
報道では取り上げられていない地域でも 地盤沈下が酷い所はあるようです。
天災ではありますが 人災とも言えます。

当事務所の家は 残念ながら3物件が沈下いたしました。
・かほく市大崎 地盤改良はしていたが 沈下と隆起と地盤の横滑りにより 少し沈下
・羽咋市 市が行った敷地の造成が甘かったようです 少し沈下
・中能登町 丘の上で地盤は安定してたのだが 地盤が引っ張られたようです 少し沈下

地盤調査は 適正な判定を出す 3社に依頼しています。
沈下してしまいましたが 判定は正しかったと思います。
ただ、想定外の要因によって被害を受けてしまいました。

話しは変わって
本日、七尾市の被災住宅を2つ調査してきました。

一つ目の家は築40年の住宅です
地盤が動いたようで少し傾いていました。
建物が建物が大きく基礎が昔の布基礎なので リフトアップの工事は不可能と感じました。
やるとしても難易度は高く コストも800万円のレベルで掛かるでしょう。
家自体の損傷もあるので補修はかなり難しいです。

二つ目の家は築15年の住宅です
耐力壁が少ないために 柱が少し傾いた状態で止まっています。
少しだけの傾きですが 窓や玄関引き後は動かなくなりましたので
修正工事は必要です。
床は傾いていないようですが 地盤改良をしていないので将来的には不安です。
地盤調査をしたら 地盤改良は必要になると思われる土地なので)

前にも書きましたは
Ja社とJi社の地盤調査の判定には気を付けてください。
営業さんがサウンディング調査をする会社にも気を付けてください。
あと、地盤調査会社に調査をさせて 判定は自社で出すビルダーにも気をつけてください。

まだ言いたいことがあった
表層改良(地盤改良の一種)をした家も沈下していました。
この表層改良をした家は リフトアップするのが物凄く大変で高額です。
こちらもお気を付けください。

こう考えると まともなビルダーが少ない事に気づく。
住宅業界は 相変わらすのダメな業界ですね。

家を建てるなら 知識武装をなさってください!
そのお手伝いは 喜んでさせて頂きます。

PS :
 今回、地震保険は地盤沈下に対して有効だと感じました。
 沈下修正の費用は この保険しか補償してくれませんから。

カテゴリ :建築 トラックバック(-) コメント(-)
タグ :
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫