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羊毛系断熱材は調湿するのか?

 2011-09-06
「羊毛系断熱材は調湿してスゴク良いと聞いたのですが どうなんでしょ?」
と、クライアント様より質問を受けましたので調べました。

メーカーのホームページにはこう書いてあります。
「調湿効果があり、断熱材の周囲の湿度を55パーセントに近づけます。」
もし、屋外の湿度が70%の時に室内の湿度を55%に出来たら それはスゴイですね。
でも、断熱材は屋外(防水透湿紙あり)と室内(プラスターボードあり)の両方に繋がっていますから
羊毛が湿気を吸い続けると言う事はあり得ないと思います。

そこで、親しい羊毛系断熱材を扱う代理店さんに聞いてみました。
その答えとしては
「壁の中を55%程度に保ち壁体内結露をおこさないと考えるのが正しいと思います。
 他の羊毛系断熱材のメーカーは室内まで調湿できるような事を書いていますが
 あれはちょっと誇張し過ぎだと思います。」
でした。
これは実に的確な答えだと思います。

性能の誇張はセルロースファイバーでも見られます。
調湿効果や脱落に関してオーバーに言い過ぎかと思います。

羊毛系断熱材は気密を取らない在来工法で 壁体内結露を気にする人が使うべきものです。
決して室内の湿度を大きく調整できるものではありません。

ブログをご覧なっている皆様も 是非参考になさってください。

PS
建築業界においては 「誇張表現」や「あいまいな表現」が多いのです。
不明な点は直接メーカーに問い合わせるか専門家に聞くのが一番だと思います。
私に聞いてくださっても結構ですよ。

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