高気密高断熱否定派のみなさんへ
2012-01-19
「高気密高断熱の家なんてとんでもない!」と言う人に聞きたいです。「昔からの住宅 と 高気密高断熱住宅 の両方に住んで比較した事はありますか?」
ちなみに私は両方に住んだ事がありますけど。
高気密高断熱住宅は考えて きっちり造ればとても快適です。
(嫁さんも喜んでいるので間違いないでしょう)
ちなみに今住んでいる家は2棟目の高気密高断熱住宅です。
そして、現在3棟目の高気密高断熱住宅を建築中です。
実際、高気密高断熱否定派の人は「中気密中断熱住宅が最高!」と言う人が多い気がします。
特に数値的根拠の無い、あいまいな家です。
この人たちの間違いを指摘しておきましょう。
・スキマ風で室内の空気の入れ替えが出来ると思っている
・室内の湿度が下がるのは高気密のせいだと思っている
・江戸時代の家が体に良いと思っている
・気密層がなくても高断熱化が可能だと思っている
意外と多いんですよ、こんな考えの人が。
解説しておきますと、
スキマ風は寒いだけで室内の空気の入れ替えをすることはできない。
空気の入口と出口をしっかり作り機械換気を使って入れ替えるのが確実です。
(実験データもあるんですけどね)
室内の湿度が下がるのは空気が暖まって湿度が下がっただけです。
外の空気が温度0℃湿度60%である時に
その空気を20℃まで暖めると湿度は17%まで下がります。
室温をきっちり上げられるようになったので 当然湿度は下がります。
これは、高気密高断熱住宅に関わらずおこる現象なのです。
江戸時代の家に住んでいたら、脳梗塞か心筋梗塞で死ぬかもしれませんね。
当時の寿命が短かったのは家が寒かったからですね。
気密層の無い家は壁体内結露を起こしますよ。「北海道でおこった悲劇」を知らないのかな。
簡単に言うと、気密層と言う物を知らずに高断熱化したため
壁体内結露が起こり 沢山の家が腐った。
その結果、沢山の住宅会社が潰れたという事件があったのです。
とにかく、私としては先を見据えた性能の高い家を造っていきたいと思います。
ドイツ、フランス、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、カナダの人たちが
「日本人もやるな~」と評価してくれる住宅を。
カテゴリ :ひとりごと
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