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めざせ80年使える賃貸住宅

 2012-01-27
大手ハウスメーカーで建てるアパートは「空き室保証」もあってイイですね。
建物価格は適正なのか知りませんが。

でも完成から35年たったら古臭くなって空き室が増えませんか?
その頃は空き室保証も切れてるでしょうし。

あるお客様は軽量鉄骨系の大手ハウスメーカーで建てた 築35年のアパートをお持ちです。
そろそろ、外壁や玄関ドア、ユニットバスを新しい物にしてリニューアルしたいと考え、
建築業者に相談したところ「うちじゃ改修できません」と言われたそうです。

その断られた理由は特殊な材料、特殊な寸法、特殊な工法で建ててあり一般の建材が使えなかったからです。
確かにローコストで工期短縮できる特殊な作りでした。
玄関の取り換えには外壁を一部はずさなければならない、しかし直す為の建材が無い。
ユニットバスを入れ替えるには壁を一面壊さなくてはならない。
などなど・・・・最終的には建て替えを勧められます。

mottainai 話です。

そこで考えたのが、永く使える賃貸住宅の仕様です。

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室内は積極的にロフトを作りましょう。原価で考えればそんなに高価でははありません。
外壁は汎用のサイディング無塗装板かガルバリウム鋼板にします。
応用の効く建材なので無くなる事はないので直しが可能。

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写真はキッチン床に張ったタイルですが 古くなっても味が出そうです。
室内の床はあえて無垢材のカバかオークを使います。
無垢材は35年後、表面を削ってオイルを塗れば生き返ります。
また、接着剤を使わない施工方法で張ってありますので、部分的に張り替える事も可能です

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建具は無垢材の既製品か製作の建具を使います。
そうすれば、壊れた時に磨き直しと作り直しが可能です。

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玄関収納は入れ替え可能なので 特に問題はないでしょう。

今まで賃貸住宅は低レベルの建物が多く、永くは使えませんでした。
でも、これからはしっかりした建物を作り80年は稼いでもらいたいです。
仕様をグレードアップしても大した金額ではありません。

賃貸住宅のご相談も 「喜んで!」お受けいたします。
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