プロトモデル2000年型の施工記録
2012-05-14
2000年に建てた高気密高断熱住宅プロトモデルです。低価格で高気密高断熱住宅を普及する為の実験住宅でした。
そして、私が初めて建てた自宅でもあります。(今は知人の住まいとなっております。)

ガルバリウム鋼板を採用する事で 個性を強調しました。
12年経ったガルバを見て 耐久性が高い事を確認できました。

当時、所属していた住宅会社としては 初の金物工法を採用しました。
引き抜きの力に対して非常に強い作りです。ガッチリ組めるという感じがしました。

柱間に入れるHPパネル工法です。隙間相当面積C値は0.54でした。

耐震ボードに50mmのウレタンが接着してあります。床も50mmのウレタンボードです。
天井断熱はロックウール吹きこみ200mmでした。

外から見ると銀色です。耐侯性と結露防止の為?だったでしょうかね。

換気ダクトは塩ビパイプを使用していました。
空気の流れに対する抵抗は少ないですが、配管はかなり大変です。
天井の高さも限られてしまします。
実際7年間住みましたが、高気密高断熱住宅は快適でした。
冬期、38坪の家は4000kcalのFFファンヒーターだけでかなり暖かったです。
リビングを21℃にしていると寝室は22℃、浴室は18℃、玄関20℃という
温度のバリアフリーを実現できていました。
シックハウス的な臭いも感じませんでした。
第三種換気システムがしっかり効いているおかげでしょう。
実際、家を建ててみて高気密高断熱住宅のディメリットは全く感じられませんでした。
特に冬は非常に快適でしたね。
このプロトモデルのデータと経験は 今も「考気密考断熱住宅」の設計に生かされております。
ありがとう!プロトモデル。
PS:
高気密高断熱を否定する人は 一度住んでみてから否定してください。
それと、販売する人と設計する人もね。
カテゴリ :プロトモデル
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